納豆

2018.03.06 Tuesday 23:21
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    アートスペース カポは
    できるだけ外食をしません。

    とはいえ、まちセンの事務ブースに
    キッチンはないので
    炊飯器でご飯を炊き
    おかずはアミが作ってきたり
    買ってきたり。

    今日のランチは納豆と
    缶詰のサンマとイワシ。

    納豆はアミの大好物で
    (タッカさんの大好物でもある)
    はじめてのおつかいも納豆です。


    アミ 3才

    毎日、お昼ごはんは納豆ごはん。
    納豆はとてもおいしいし
    食べると大人が褒めてくれる。

    3年保育で幼稚園に行くことを
    母に勧められたが
    幼稚園じゃ納豆食べれないし
    2年保育で充分だよ。
    私、早生まれだしね。

    さて、今日もランチは納豆だ!
    楽しむだなぁ〜〜。

    「アミちゃん。今日ね、
    ママ、納豆買い忘れちゃって。
    しゃけでいい?」

    なんということだ!
    なぜ毎日食べてるのに
    納豆を買い忘れる?
    信じられない!

    私は当時3才とはいえ
    兄も姉もいるので
    おそらく相当なボキャブラリーを持っていた。

    怒りに任せ、母に
    いかに私が納豆を好きか、
    毎日の楽しみにしているか、
    それを絶望に変えた母の失敗を
    責め立てた。

    すると、母は
    「それならアンタが
    買ってきなさいよ!」

    逆ギレだな。
    よくも3才の娘に言ったね。
    言っちゃったね。

    もちろん買ってこようじゃないの!

    お買い物ごっこで使うカゴを持ち
    めんこいキャラクターの
    使いづらいお財布にお金を入れてもらって
    行ってきます!といつもより
    大きな声で家を出た。

    近くの商店までは歩いて3分くらい。
    でも、信号のない道路を
    渡らなくちゃいけない。

    ひとりで渡るのは初めてだ‥

    何度も何度も右見て左見て
    右、左、右、左‥ダッシュ??

    なんだ。ひとりでも平気だ!

    あとはお店に行くだけ‥

    まだ心配はあった。
    昔の商店は今のコンビニみたいに
    いつでも店員さんが待っていてくれて
    こちらのレジにどうぞ、って感じじゃない。

    奥にいるお店のおばさんを
    スミマセ〜〜ン!と大きな声で
    呼ばなきゃならないのだ。

    案の定、お店をのぞいても
    おばさんはいない。
    奥でワイドショー(森光子のやつ)
    の音がしてるし
    がんばって大きな声出さなくちゃ。

    スミマセン。
    思ったより声が出ない 。
    あれ?おかしいな。
    スミマセ〜ン。
    おばさん、まだ気づかない。

    何度も何度もがんばって
    涙がこぼれそうな頃、
    おばさんが出てきてくれた。

    「アミちゃん!ひとりで
    どうしたの?」

    納豆ください。
    涙が見つからないように
    何度も目をパチパチしながら言った。

    ビニール製のお財布は
    握りしめていたからフニャフニャに
    なっていた。

    「アミちゃん、ひとりで買いにきたの?
    えらいね〜」

    ママが買い忘れたからね。
    自慢げに一通りお話して
    お釣りと納豆をもらって帰ろうとすると

    「帰り危ないから、おばさん
    一緒に帰ってあげるね」

    いやいや、それはカッコ悪いし!
    ひとりで来れたんだから帰れるし!

    おばさんと押し問答しながら
    お店を出ると
    電柱の影から、まさに
    巨人の星のあきこ姉さんのように
    こちらを見守る影あり。
    おばあちゃんだ。

    でも声はかけてこない。

    おばあちゃんはお店のおばさんに
    ゼスチャーで
    「私が見てるから大丈夫」と伝え
    おばさんは引き下がってくれた。

    私はおばあちゃんが見ているのも
    少し気に食わなかったが
    このミッション成功を願ってくれてるのも
    わかったので
    そのまま来た道を慎重に帰った。


    相当なドヤ顔で帰った私は
    三段納豆のひとつを
    父に食べてもいいよと渡した。
    今日の納豆はいつもよりおいしいと
    食べてくれた。
    小学校から帰ってきた兄と姉に
    鼻息荒く、武勇伝を語った。

    兄も姉も末っ子の私が
    そんな大胆なことをしたので
    目を丸くしていた^_^

    母はまさか本当に買いに行くとは
    思わなかったと大笑い。

    おばあちゃんはすごく疲れていた。

    お風呂に入っていたら
    そんな昔話を思い出したので
    なんとなく書いてみました。

    食い意地と勢いは昔から変わらない
    そんな私のはじめてのおつかいでした。
    category:アミ ページ | by:カポcomments(0) | -
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